一眼カメラ
カメラがないと始まりません。お持ちのデジタルカメラをご用意ください。 せっかくなのでフルサイズ推奨です。
さあ、フィルムを撮影しましょう。 いきなり絶望しないでくださいね!
| 作業 | 時間 |
|---|---|
| 準備 | 10:00~15:00 |
| 撮影 | 15:00~20:00/36枚 |
| 合計 | 25:00~ |
一眼カメラ
カメラがないと始まりません。お持ちのデジタルカメラをご用意ください。 せっかくなのでフルサイズ推奨です。
マクロレンズ
像をなるべく大きく写して高画素のメリットを活かすために、マクロレンズを使いましょう。 等倍マクロが推奨です。
強い三脚
足腰のしっかりした安定する三脚を用意しましょう。 撮影が長秒露光になりがちなので、ブレないようにする必要があります。
DIGITALIZA+
BOXでデジタイズするならこれ一択。 バックライトとフィルムホルダーを兼ねた便利グッズです。
ケーブルレリーズ
手ブレが命取りになるので、外部レリーズがあると安心です。 なければタイマー撮影で代用可。
ブロワー
ブロワーを使うと、フィルム面からある程度のホコリを取ることができます。 ある程度、ですが…
手袋
印刷した写真を扱うときの手袋があればなおヨシ。 少なくとも指紋はフィルムに付きません。指紋は、ですが…
心の余裕
マクロ撮影なので、僅かな振動でスキャン品質が下がってしまいます。 落ち着いて時間を掛けられるときを選びましょう。
セットアップは大まかに4フェーズで構成されます。
🕺 DIGITALIZA+とカメラを水平にセットする
フィルムの全面にピントが合うように、フィルム面とセンサーが平行になるようにセットします。
📼 DIGITALIZA+にフィルムをセットする
🔎 ピントを合わせる
スキャンをガチピンにします。案外微調整が面倒くさいので時間がかかります。
🔆 露出を調整する
最後にスキャン品質のカギを握るのが露出です。ネガの持つ諧調をすべてセンサーの諧調に収められる露出を探します。
まずはDIGITALIZA+をなるべく安定した机の上に置きます。 勉強机とか、実家にあるようながっしりした食卓とかがおススメ。
次に三脚でカメラを固定します。DIGITALIZA+の水準器は使わずに、目視でDIGITALIZA+の傾きに合うようにカメラのバランスを取ります。
ピント合わせは撮影倍率を基準にします。
基本的には等倍(1:1)での撮影がおススメ。 あとあと編集でトリミングをスキップできるので楽です。 MFでピントを最短撮影距離にしたうえで、三脚のエレベーターを使って距離を微調整しましょう。
ピントを合わせたら、フィルム全面にピントが合っているか確認します。大抵のカメラに搭載されているフォーカスピーキング機能を活用しましょう。
カメラ内で拡大LVFの位置を変えてもいいですし、DIGITALIZA+側を動かしてもいいでしょう。
折角の高解像スキャンですから、最高光学性能で撮りたいですよね。 お持ちの機材のポテンシャルを活かす撮影設定は次の通りです。 Mモードにして設定を固定しましょう。
| パラメーター | 設定値 |
|---|---|
| ISO感度 | 100-400 |
| 絞り値 | 2~3段絞る |
| シャッタースピード | ネガによる |
センサーの諧調が最大になるのはもちろんISO100ですが、400ぐらいまでは許容範囲でしょう。 また、一般的にレンズの解像性能が最高になるのは開放から2-3段絞ったぐらいになります。
そして、最終的な露出はシャッタースピードで調整します。 調整のしかたは後述。
フィルム写真のスキャンに最適な露出とは、つまりネガの持つ諧調をすべてセンサーに収められる露出です。 言い換えれば、ネガの最も濃い部分が黒潰れせず、かつネガのシートが白飛びしない露出設定を探す、ということです。
でも、そんな露出をどうやって探すんでしょう?
ヒストグラム表示機能を使いましょう。この機能は、センサーに写った画像内の明るさのバランスを直感的に表示してくれます。 ヒストグラムは普段の撮影でも使えるので、覚えておきましょう😉
さて、フィルムの端っこを写したヒストグラムを見てみましょう。 一番右の山はバックライト直射なので無視して飛ばしてしまいます。 右から二番目の山がシート自体の明るさなので、ここが白飛びしないようにします。
露出を調整しましたか? 次に左端を見ましょう。 山があれば、それがネガの最大の濃さです。 なければ、一番コントラストがきつい写真を写してみましょう。ヒストグラムが左右バランスよく広がっていますか?
全体的に右に寄っていれば、もう少しシャッタースピードを上げることができます。 バランスが良ければそのままにしておきましょう。
いい感じです! 早速撮影を始めましょう‼️
最後に、スキャン撮影するときの注意事項だけご紹介します。
デジタイズをやりたがる人で撮って出し民は少ないとは思いますが、RAWで撮影しましょう。 トーンカーブを弄るなどかなり複雑な編集を掛けるので、編集耐性が高いRAWが必須です。
最初に決めた露出設定は、1ロールにつき固定します。 シャッタースピードも変えません。
特にカラーネガをデジタイズする場合、ネガポジ反転結果の一貫性を高めるために固定する必要があります。
ネガポジ反転の前に、色温度を利用してシート自体の色を抜くという処理があります。 この処理のために、未露光部分が映った1枚を必ず撮るようにしましょう。
1:1撮影なら写真の間を写した1枚が必要です。 1:1未満なら写真の外が写りこむので、特に追加の作業は必要ありません。
デジタイズに限った話ではありませんが、三脚を使うので手振れ補正機能はオフにしておきましょう。