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☠️ 意外と無茶しても大丈夫

おや、そこの君🫵 現像で無茶しようとしているな?

俺は嬉しいよ、君がガイドに書いていないことをやりたくなるところまで来たっていうことが。 そうだな、そんな君のために、俺が今まで試してきた無茶苦茶なやり方を紹介してやろう。

で、何がしたいんだ?

まだ無茶はしていない

同時現像という概念はご存じだろうか。意味はそのままだ。

現像ガイドでは1x135用タンクが前提になっているが、暗室には2x135(または1x120)用、4x135(2x120)用タンクも存在する。 もちろん現像時間や撹拌のルールは変わらない。

![でかいタンク]

しかし、この大型タンクを使える場面は限定的だ。 現像時間が同じフィルムしか入れられないからだ。 では、現像時間が異なるフィルムを2本以上同時に現像したいとしたら?

両手現像の出番じゃねえか。

先の万博に行った人はどれだけいるだろうか。 筆者はフィルムカメラ2台で挑むことにした。

bodylensfilm
Nikomat ELAi 28mm F3.5FP4+
New FM2AF 50mm F1.4DELTA 3200

撮影はいいとして、問題は現像だ。 なにしろ一生の思い出なのだから、現像に失敗するわけにはいかない。 FP4+はMicrofineで安定現像できるが、増感が必要なDELTA 3200はRodinalが安心だ。

真面目に1本ずつ現像すると1時間半は掛かるが、かといって2本タンクで同時現像はできない。

そこで、1本タンクを二つ用意し、両手で同時に現像することにした。 タイマーを現像時間が長い方に合わせて時間差で現像を始めれば、同時に停止して、同時に定着して、同時に水洗できる。

上手く行ったんだなこれが。 現像不良もムラもなく、普通に現像できてしまった。

![上手く行った証拠]

ゼミの合宿でサンフランシスコを訪れる機会があった。 当然カメラも持っていきたいわけだが、デジタルカメラをスられたら再起不能になると思い、全てフィルムで完結させることにした。

![ぐるぐる巻きのFM2]

カラーの予備で持って行ったモノクロ3本を全て使ってしまい、にわかに3本同時現像をしなければならない状況に陥った。 さてどうしたものか。

filmdev. timeformula
DELTA 40010:30Microfine
HP5+10:00Microfine
PAN 20010:00Microfine

ここで、HP5+とPAN 200の現像時間が同じことに注目してほしい。 そう、1+2で両手現像できることに気づいたのである。

上手く行ったんだなこれが。 2本タンクは初めてだったが、3本とも見事に現像できてしまった。 ただ、2本タンクが思ったより重く、撹拌中に何度か落としかけたことは内緒だ。

まだ無茶はしていない